横浜市戸塚区にお住まいのご高齢のひとり住まいのお客様から電話でお問合せがありました。
「少し前に下水工事をしてもらいました。今、排水管の清掃業者と言うのが来て、『排水管の調査に来ました』というので、見てもらった。そうしたら、『検査してみたら、排水管の中が詰まりそうです。高圧洗浄器で洗った方がいいですよ。今なら工事で近くに来ているので、特別に３万５０００円で出来ます。』と言っているのだが、どうしたものか？」ということでした。
愕いた私は、すぐに見に行きました。まさか、近々で工事したものが、すぐに詰まるわけはありません。もし、詰まっているようなら、排水管の脱落か、なにか別の原因が考えられます。高圧洗浄で洗った程度では、すぐにまた不具合が出てしまいます。
現場へ行ってみると、すでにお客様は排水管の清掃について了承したらしく、作業員が排水管の清掃をしています。配管の中を見てみると、きれいなものです。
「工事の責任者の方はいますか？」と作業員に尋ねると、なにやら電話を掛け始め、「少し待って下さい」とのこと。待つこと３０分。待っている間に作業を見ていると、
電気式の陳腐な１万円程度の高圧洗浄器で清掃をしたようでした。これでは素人工事も良いところです。
しばらくして、営業らしき、工事の責任者と名乗る人が来ました。
私の名刺を渡して、相手の名刺を求めると、名刺は無いという。「配管のどこが詰まりそうなのか、説明をして欲しい。不当な清掃工事ではないか？」と問い詰めると、
「私は詰まるとは言っていない。詰まるかもしれないと言っただけだ」と開き直ります。
明らかに、素人のお客様に対して、この態度は遺憾です。
「それでは、これは訪問販売に当たるので、クーリングオフをしなさい。」と厳しく詰め寄ると、作業が終わってしまっているにも拘らず、すぐにお金を返金しました。
この騒ぎに近所の方も、集まり出し、その業者は、逃げるように現場を後にしました。
集まった方の中には、やはり過去に同様の手口の業者が来て、まずは無料点検等と称し入り込み、チラシには数千円で清掃という見出し。
結局、あっちもこっちもやらなくてはと煽られ、金額がふくれていったとのことです。
排水管の中を見る機会もないし、最初はちょっとのお手軽金額で「近所で工事をしているから、今回は特別に安くやりますよ」というセールストークに乗せられたと、言っていました。
安田設備では高圧洗浄となると決してお安い工事ではありませんが、作業に取り掛かる前にはきちんとお見積りをして、作業後には報告書も提出します。
排水管清掃を行う目安は、ご家庭それぞれ使い勝手が異なりますので、一概には申し上げられませんが、ご心配な方、一度もやったことないわというご家庭は、一度ご相談ください。
汚れは日に日に溜まっていくものです。ある日、突然「台所が詰まった！」「お風呂が詰まった！」とお電話いただくこともあります。
なるべくは快適な暮らしのために、家自身のメンテナンスも大事ですよ＾＾
