トイレの水を節水!の落とし穴

 横浜市戸塚区にお住まいの戸建住宅。
 修理で、「トイレの水が流れっぱなしになっている」とのことでしたので、伺いました。

 トイレのロータンクをのぞいてみると、中には500mlのペットボトルに水を入れて2本、水の中に沈んでいます。

 その一本が、倒れてボールタップに引っかかり、ボールタップ(トイレの止水する装置)が正常に機能しなくなっていました。

 最近では、少しでも節水をしようと、トイレのロータンクの中にペットボトルや、レンガなどを入れるお客様が増えています。

 安田設備でも、環境についていろいろとご提案するので、お客様のその心掛けには同感するのですが、少しの水の節水で修理を頼むようでは、本末転倒です。

 また、今までの便器の排水量を少なくすると、前述の修理だけでなく、排水管自体が詰まりやすくなる危険もあります。実際に、排水のつまりで何度も伺っていたお客様が、何度目かにやはりロータンクの中にペットボトルを入れていたことが判明し、はずしてもらったこともあります。

 500mlのペットボトルを2本入れて1Lの節水をするのであれば、ぜひ便器自体を節水型にすることをお勧めします。節水タイプの便器は、少ない水量できちんと汚物を排出するように様々な工夫がされています。

 一度の工事で、工夫をしなくともずーっと節水が続きますので、ぜひご検討ください。
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